独学においても効率的に勉強できるかどうかが重要なポイントです。
CIA(公認内部監査人)の資格取得へ向けて、専門学校や通信講座を利用しないで独学で学習することはできますが、CIA試験に合格するために必要な学習範囲が大変広いため、独学においても効率的に勉強できるかどうかが重要なポイントになります。
しかし、CIAの資格受験においてやはり独学は厳しい選択だと言わざるを得ない部分があり、それは、CIAが近年注目されてきている国際的な資格とはいえ、今はまだ知名度が低く、独学のための市販の教材が極端に少ないからです。
CIAの試験対策をするためには、何よりもまず過去の出題問題を何度もくりかえして解いてみることが必須ですが、そのような問題集は日本語版としてはオークスリーコンサルティングによって編集された「公認内部監査人試験問題集」(星雲社)しかありません。
この問題集は全4巻で試験問題は1800問収録されており、かなり多くの過去問題をカバーしているため、今まで多くのCIA資格取得者がこの過去問題集を学習に活用してきました。
しかし現在は入手困難な状況で、もし入手したいのであれば、インターネットで購入するしか方法がないでしょう。
ほかにも、三輪豊明著「改訂版CIA(公認内部監査人)試験重要ポイント&問題集」(日本能率協会マネジメントセンター)があります。
これは比較的簡単に入手できる最新の参考書ですので、独学で学習するためには今のところこの本を活用するしかないかもしれませんが、やはりこれだけでは受験対策としては完全ではありません。
合格するためには多くの応用問題に取り組み、試験に関する最新情報を収集しておくことも大切ですし、また、疑問点を解決するために専門家に質問する必要も出てくるでしょう。
独学は経済的であるというメリットがありますが、やはり効率のよさや合格率を考えると、CIA資格コースのある専門学校を利用してみることをオススメします。
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